「予定ハ決定デハナイ」の瀬戸内旅 2章7節「猫の細道」

9月1日。ポンポン岩からの下り道で

細い山道を下っていくと、立派な藤棚があり、そのすぐ下に児童公園のような広場がぽっかりと開けていました。
何気なく足を踏み入れると、そこかしこに猫の気配。
と、ひとりのおじさんがやってきて…。

その姿を認めるや、公園中にいた猫がワラワラと集まってきました。
このおじさんは、猫使いなんだろうか?
感心しながらながめていると、持っていた袋からキャットフードを取り出してベンチへ。
食いっぱぐれるコがいないようにと、公平に目配りします。

観光客に取り囲まれても物おじしないニャンコが少なくない一方、ワタクシの近くにいたコは警戒心が強く、カメラを向けるのさえはばかられます。
でも、この耳は?
耳に去勢・避妊手術済みであることを示す切り込みが入った「さくら猫」
地域の人たちが見守っているという証です。
「さくらちゃん」
「…(プイッ)」
どうやらワタクシは、猫使いにはなれないようで^^;

ちなみにこの公園は尾道共楽園といって、天寧寺海雲塔(国の重要文化財)と尾道大橋の眺めが写真愛好家にも人気なのだとか。
我々は、三重塔と山陽本線にしか目がいっていませんでしたが。

そして階段を下り、コチラの分岐を左に入ります。

うっそうとした森の中、

防空壕の跡があったりもしますが、

この一帯は「猫の細道」と呼ばれ、猫にまつわる店があったり、

そこここに猫のモチーフが配置されています。

もちろんリアル猫も。

振り返れば、急で細い石段。
ココに猫がいたら、さぞかし絵になることでしょう。

「○○さんちの猫」を写真で示すマップもありました。
トイレの表示にも耳と尻尾が付いている!

「猫の細道」はもう少し先まで続きますが、艮(うしとら)神社の脇を抜けて里へ下り、

千光寺山ロープウェイの乗り場へ出てきました。
片道はロープウェーを使うことを考えていたはずなのに、気付いてみれば往復とも歩き。
やっぱり根がビンボー性らしいです(苦笑)

じゃぁ、浮いたロープウェイ代でおやつ食べとく?

向島の農産物直売所で行きあったおばさんから、ワッフルがオイシイ店として紹介してもらったお店。
ロープウェイ駅のすぐ脇にあるのが、カフェ店舗の「茶房こもん」

路地を10数m行ったところにある変形の建物が、テークアウト店舗の「Galetterie Common」です。

ショーケースの中には、定番のダブルクリームやカスタードをはじめ、レモンやモモ、ブルーベリーなど、種類豊富なワッフルが。
でも、向島で食べたイチジクで、今日1日の甘いモノ許容量を超えちゃっているしなぁ…^^;

■紅茶ワッフル(190円)
というわけで、ひとつ買ってふたりでシェア。
ほどよいかみごたえがあって、しっとりした生地が秀逸です。
クリームが甘すぎないのもイイ。

そして、尾道で猫と紅茶といえば…。

尾道紅茶♪
モデルはウチのコウちゃんです。

尾道紅茶は街の中心部でも扱っているところがあるようですが、敢えてお茶屋さんで買いたかったという相棒。
店の前までやって来ると、店先にイスを出して何かを読んでいるおじさんがいます
こんな光景、台湾でも見たことあるなぁ…。

カウンター奥の棚には、昔懐かしい木の茶箱が整然と並んでいます。
茶葉は、鹿児島や八女、宇治などの品を扱っているとこと。

明治文明開化以降、紅茶をたしなむ文化があったという尾道。
第二次大戦で茶葉の取り扱いができなくなったために紅茶文化は忘れられかけてきましたが、2005年にセイロンからの輸入を再開し、尾道紅茶として復活したといいます。
黒猫のパッケージは、地元の高校のデザインコースで手がけたのだとか。

ワタクシは職場のランチ仲間用に八朔Tea(756円)を。
因島の八朔はシーズン外で味わえなかったけれど、こういう形なら四季を通して楽しめます。
それにティーバッグだから、お昼どきに飲むにも便利。
しまなみ海道にちなんだパッケージも、いい味出しています。

裏のバーコードや賞味期限の表示も和むでしょ?

まろやかな紅茶の香りに、これが日本紅茶かと。
八朔の爽やかさと苦味もナチュラルで、非常に好評でした。
カワイイだけでなくオイシイから、また買いたい^^

★猫の細道

尾道市東土堂町
http://ihatov.in/cattrail/

★こもん

尾道市長江1-2-2 ロープウェイ乗り場前
0848(37)2905
午前9時~午後7時(茶房こもん)
午前10時~午後7時(Galetterie Common)
火曜定休(祝日は営業、3月および8月は無休)
http://www.common.jp/

★今川玉香園茶舗

尾道市久保1-6-8
0848(37)3766
午前9時~午後7時
不定休
http://imagawa-chaho.com/