鐡のち食、みちのくふたり旅 Act6「居酒屋・仙山線」

12月30日。9:04発、快速・山形行きで移動開始です

18きっぷに日付印を押してもらい、仙山線ホームへ向かうと、すでに列車が入線していました。

席を確保しなくてはと車内へ急ぎ、ボックスシートに陣取ります。

駅構内の売店で調達したお酒とおつまみをセットし、「居酒屋・仙山線」の開店準備は万全です。

発車直後は通勤路線の様相でしたが、30分も経つと、車窓の風景は銀世界に変わります。

第二広瀬川橋梁(熊ヶ根鉄橋)からの渓谷美。
右手には国道48号線が並走します。
熊ヶ根鉄橋は日本では数少ない橋脚の高いトレッスル橋で、仙山東線における一番の難工事だったんですって。

作並駅。
作並温泉の名には聞き覚えがありましたが、「美女作りの湯」だとは知りませんでした。

そしてあたりは、ますます雪深くなっていきます。

そんな雪景色に似合うのは、やはり日本酒。
ワタクシの口にも合うだろうと、相棒が冬季限定のにごり酒「雪っこ」を選んでくれました。

製造は岩手県・陸前高田にある酔仙酒造。
岩手は今回の旅のルートには入っていませんが、東北のお酒ということで(笑)
アルコール度は高く、20度以上21度未満。
日本酒度マイナス13と甘口ですが、酵母が生きているのと、香りが良いのとで気にはなりませんでした。

ほろ酔いに身をゆだねているうちにいくつかあるトンネルを抜けて、

山形県に入りました。

集落が見えてきたと思うと、まもなく山寺駅。
多くの乗客が列車を降りました。

車窓から望む山寺(立石寺)は、水墨画の世界。
キレイだとは思うけれど、こんな雪の中で山登りなんてご苦労なコトで…^^;

列車はどんどん標高を下げ、羽前千歳駅へ。
前方からやって来た山形新幹線「つばさ」と行き違います。
羽前千歳駅は仙山線の路線としての終点。
ココから先は奥羽本線に乗り入れています。

というわけで、「鐡」な人に興味深い1枚を。
進行方向が在来線の走る狭軌(きょうき)、左手から来て交差しているのが新幹線の走る標準軌(ひょうじゅんき)。
狭軌に対して、つい広軌(こうき)といってしまうけれど、標準軌が正しいのだそうで…。

北山形駅を過ぎ、右手に山形城のお堀が見えました。
アッと思ってカメラを起動させるも遅し。

ほどなく山形駅に到着。
「居酒屋・仙山線」、これにて閉店です。